パリ3区(rue de Bretagne)のブロカント | 2024/05 その2

い そ が し すぎて、まだ5月末分のブログを書いているよ!

パリ3区の大規模ブロカントの、2日目には夫と一緒に出かける。

金曜日とほぼ同じ道順で歩き、最後の方で友人LとBの合同スタンドへ。

着いたら、ちょうどお弁当(Marché Couvert des Enfants Rouges内の日本の弁当屋でBの息子が買ってきた)を食べているところだった。

あんまり新しいものはなさそうと思いつつ、商品をていねいにみていくと、あった!すんごいのが!

アルジェリア戦争時、フランス陸軍外人部隊のZouaveが着用したサルエルパンツ。

黒はめずらしいみたいで、めったに見つからない。

たしか、地位が上がるほどサイドの刺繍デザインが複雑化するのだと聞いたことがある。

所持するのはこれで3本目(ベージュも合わせたら4本目)なのだけれど、材料の生地が全部違う。おそらく軍規定の型紙をもとに、多くの仕立て屋がそれぞれに製作したのだろう。私が今回見つけたものはとても軽いコットン地で、裏面がワックス仕上げっぽい感じだった。

Lによれば未使用らしく、なるほどボタンがついていなかった。うちには山ほどボタンがあるので、ストックの中から大きさと色の合うものを探し出して縫いつけた。

涼しいし、なによりカッコいいので最近よく履いている。仕事にもこれで行った。


最初の方に見かけた本を、やっぱり買おうかなと思いあるスタンドへ戻る。

「エッフェル塔のねこたち」、そんなの買うに決まってる。

Laurent de Brunhoffって聞いたことあるな… と思ったら、そうか、象のババールの作者か!そりゃ絵がうまいわけだ。

この絵にグッときて購入を決心したのだ。

ニューヨークで1967年に出版されたもの。これ、復刻版も出ているようなのだけれど、やっぱり古い紙の方が好きなんだよね、なんとなく。