8月最後の週末は、ほどよく涼しい良い気候だった。白いロングブーツを履こうという気になったくらいには。
「マドレーヌ寺院広場のブロカントに出るよ!」と紙ものディーラーDが言ったとき、まず私の頭に浮かんだのはこの↓ブロカントだった。
当日メトロを降りて広場に出てMalesherbes大通りを見渡すも、連なる白いテント屋根が見当たらない。あ、そうか、広場って言ってたな、フォションの向かい側だとかも付け加えていたような。私の記憶の中ではフォションはマドレーヌ寺院に向かって右手の角地… のはずだったのだが、あれ、フォションがない。このあたりにだいぶ来ていないので、知らなかった。
じゃあ逆側ってことか。寺院の正面からぐるりと回り、大きなベンチと樹木のある広場に着いた。白いテントが並んでいる。
端から順に見てDのスタンドに寄り、しばらく話す。特に何も欲しいものがなかったので、最後にもう1度ガラクタの並ぶスタンドを見た。
すると、なんだか見覚えのある造形物が。
招き猫だ!しかも2匹の子持ち!
子猫がしがみついている姿が愛らしい。
右肩に乗った子猫の背中に穴が開いている。お香も立てられるとか、そういう便利な穴なのか?
主役の招き猫のお顔のペイントがファジーで、右目の位置がとんでもないことになっているのだが、びっくりして目ん玉が飛び出るってこういうことかね。それでもかわいいけどさ!
1920年代あたりの品かなあ、と売り主。
東京で見つけた招き猫の仲間が増えたね。