すぐ近くのRené-Boulanger通りには9月に来ているのだが、ふたたび10区へ。
この道沿いでのブロカントは初めてだ。レピュブリック駅からサン=マルタン運河方向に少し歩いたところで、アニエス・ベーの事務所の近く。いまにも雨が降り出しそうなので、急ぎ足で見る。
軍ものディーラーTは、腰を傷めたと言ってたいそうツラそうに座っていた。
仕入れたばかりというカーレーサーの青いジャンプスーツが素晴らしくて、小さいだろうと思いつつもトラックの荷台で試着させてもらった。着ないと後悔するから着る。
なんとか両肩は入るのだが、身を2つに折れない。直立不動でいなければならない。
身長155cmくらいの人なら着られると思う… カーレーサーとかジョッキーってほんとうに小柄なのだね。
結局、前にも買ったことがある(が、人に売ってしまった)オーストリアのワークコートを購入。
この青緑、ほんといい色だ。
道を折り返している時に、往路では特に気に留めなかったスタンドの衣類ラックを見る。
…この好みど真ん中の人工芝カラーはもしやっ!!!と手に取れば、YSL variationレーベルのシルク地トップではないか!
すこーし生地の表面が荒れぎみの部分があるものの(ペンダントトップが擦れたんだろう)、上質なシルクの手触りはさすが。こんな些細なキズだけを理由に私が見過ごすわけもなく、買う。
袖が詰められていたのを丁寧にほどき、もとの姿に戻した。
すでに持っていた緑の服を2点、それぞれリピート買いしたという不思議な日。