9区のブロカント↓ を再訪して、前日には時間が足りず回れなかった方面から見ることに。
友人Lのスタンドで座ってひとしきり喋ってからの帰り道で、土曜には迷った末に買わなかった、ピンク色のシャツを売るスタンドに寄った。
目当てのシャツは見つけたのだが、ピンク色に染まった素材表示タグを目を凝らしてよくよく読めばアセテート混で、シルク100%ではない。ということは洗濯のたびにまあまあ激しく色落ちするってことだ(シルク100%の生地は色留めできる)。値段もちょっと高いなと思い、再び買わずに去る。
二度も同じブロカントに来たのに1着も服を買わずに帰るなんて珍しいことだ。自分に自分で感心しつつ駅に向かって歩いていると、小さなスタンドの吊り什器に、オレンジ色のタンクトップが掛かっているのが見えた。
ややマットな質感で適度な張りもあり、品の良い襟ぐりの形をしている。ちょうどオレンジ色の服を探していたので、すぐに試着してみる。
着ながら、タンクトップって平たい状態と着たときの印象に乖離があるのを思い出した。平置きでゆったりめかなと思うくらいでぴったりなのだ。じゃないと上からかぶって両肩を通せない。
デッドストックのGérard Pasquier(1953年創業、1977年にいち早くテレビCM進出したブランドで、1987年にはフランチャイズ展開を開始)で、素材表示タグの感じから1980年代半ばあたりの品と推定。ちなみにこのブランドの最盛期は1970年代後半から1980年代半ばまでだなと私は思っている。
さっそく翌週、水色と黄色の横ストライプのキュロット・スカートに合わせて着た。