この日(金曜日)は前日の商談のつづきの用事があって、パリ11区にいた。なかばウキウキしながらの帰路で、「あ、今日ってたしか、ナシオン駅でブロカントやってたはず!」と思い出し、途中下車。ここでのブロカントに来るのは4ヶ月ぶりだ。
友人Lのスタンドを見つけて近寄ると、金曜の正午に現れた私の姿にびっくりしていた。ふだんは土曜の午後に規則的に会っているからね。
彼女にあいさつするのが目的で寄ったのだが、なにやらステキな赤いコートが目に留まる… Valentinoだ!そして、着なくてもわかる、これは似合うやつだ…
「ちょっと羽織ってみてもいい?」と訊いて(病気だね)、うっかり試着した(ほんと重症だね)が最後、もうめっちゃ欲しくなってしまった。
「現金おろしてくるから待ってて!」と言い残し、最寄りATMまで10分ほど歩いて着いてみたら、システム不具合で全マシンが使用不可。だったらこんなに歩かずとも他行のATMで用事は済んだのに(=他行ATM引き出し手数料を節約したいからわざわざ遠くまで歩いた)。
長いこと探しているアイテムって、忘れかけたころにこうやってヒョイと現れるんだよね。
なんとタグ付きのデッドストック!
袖の凝ったデザインと、鉛筆書きの値札がユーロ表記なので、おそらく2000年代初期の品。ちなみにValentino Romaはプレタポルテラインだが、ゴム引きコートで当時にこの価格、すごいな。
コットンに防水加工がされた素材、大好物のレインコートだよ!年中いつでも着られるとか、最高じゃないか。
ウエストのベルト(リボン?)は紛失していたけれど、むしろ無しでOK。
これを着られる季節はまだ先だけれど、今から楽しみでしょうがない。