2019年末にその存在を知ってから通いつづけたヴィンテージ服店が、6月で実店舗をたたむと聞いた。
通い始めてすぐにコロナのロックダウンがあったし、その後は土曜日のみの営業になったけれど、オープン日と聞けばほぼ必ず馳せ参じた。親しい友人らがまたいつかパリに旅行の暁には連れて行くはずだったのだけれど、とうとう誰も案内できなかったよ。
通常営業の最終日だった土曜日にはもちろん行った。ほぼ一番乗りの客だった。
めちゃくちゃ好みの感じのパンツを見つけ、試着している間に誰か来た… と思えば、テレビにも出ているファッションジャーナリストであり作家でもあるS氏だった。そうだ、彼女たちは仲良しなんだった。
さて、パンツのサイズはやや大きいのだが、生地があまりにも素晴らしいのでサイズのことはどうでもよくなった。
ね、最高でしょ、このチェック模様。形も良いんだ。ちょっと「チェッカーズ」の舞台衣装を思い出しちゃう。
Anastasia François Viannayは1980年代にフランス中で大人気の、マスト・ハブなブランドだったそうだ。存在は知っていたのだけれど、実際にこのブランドの服を買うのは初めて。
1980年代の素材タグ。
糸が飛び出ている箇所があったので、ていねいに裏側に引き入れて直した。真夏以外はOKの素材だと思うので、衣替えの関係ない「年中スタンバイ組」になってもらう。