いつかは欲しいと年始に表明していたあの服を、とうとう手に入れた!
Yves Saint Laurentのスモーキング・ジャケットである。
厳密には、カタログ通販最大手のLa Redouteがクリエイターとコラボレーション商品を作るシリーズの、Yves Saint Laurent招待の回の品。時代は1996年、秋冬シーズンのカタログ。
見慣れないタグなので最初は偽物かと思い、買うのを躊躇した。でも買って良かった。
ヴィンテージのSaint Laurent rive gaucheのスモーキング、上下セットで2000ユーロ近くするんだよね。そんなもの買えるかいな。
あと、私の欲しいのはジャケットだけで、パンツは別のを合わせるつもりだから要らないのだ。その点このジャケットは単体で売られていたし、生地の質はそりゃ落ちるけれど、パターンがサンローラン。
作りもしっかりしているし、安っぽい雰囲気は無い。
ジャケットの詳細の調査中に、1996年当時のELLEに出稿された見開き広告の画像を見つけた。大先生の不敵な微笑みが素敵。モデルの髪型髪色が、映画The Fifth Elementを彷彿とさせる。着こなしも90年代っぽい感じ、特にストッキングとパンプスの合わせが。
ふむふむ、ジャケットが1400フラン、パンツが700フラン、スカートが600フラン、ベストが500フランだったのか。
確か当時は1フランが20円前後だったと思うので、ジャケットは28000円くらいか。こんなにちゃんとした作りで28000円とは太っ腹な企画だな。
さて、今のところ年末年始にしか着る機会がなさそうなので(セザール授賞式とかに呼ばれないし)、いつ着ようかと計画を練っている。