Regina Rubensの黄色いコート

黄色いコートが欲しいなとずっと思っていたのだが、先月とうとう入手した。

アリーグル市場のすぐそばにひっそり佇むヴィンテージ服店Le 19 Vintageにほぼ週イチで通うようになったのは、夏の盛りを過ぎたころ。

なぜなら、日曜日も開いているから。そして、ここの店主の服選びのセンスは、私とよく似ているから。

この日は、以前から気になっていた黄色いコートを、やっぱりどうしても試着したくて来た。

1980年代Regina Rubensコート

黄色の色味が私にはやや暗いかなと思ったのだが、ギリギリ大丈夫だった。形もいいし、これは欲しい。

同じ布のワンピースとセットで店出しされていたのを、バラ売りでコートだけ買えないものだろうかと訊くと、意外にもOKだった。

肩先に生地の小さな傷みがあるものの、おおむねよい状態。

帰宅して改めてカットソーの上に着てみたら肩が少し余ることに気づき、人生で初めての肩パッド取り付けにチャレンジ(撮影時にはまだ付けていない)。パッドのサイズも合っているのかどうかわからないけれど(手芸店の売り場にサイズが3つあって焦った)、今のところは問題なさそう。

Regina Rubensの名前はさすがに知っていたものの、どんな服を作っていたのかまでは詳しくなかった。これが私の初Regina Rubensだ、その名も「スーパーマン」デザイン。明るくていいねえ。

改めてRegina Rubensについて調べたら、アズディン・アライアと相当に親しかったそう(まだ若くて貧乏だった頃のアライアを、レジーナの母親がよく食事に呼んでいたとか)で、レジーナの結婚式の証人はアライアだったというエピソードまで見つけた。へー!

この時に店主Rが、私の持っていた自作バッグGlam Rock Shopperを見て、「前から気になってたんだけど、そのバッグはどこで買えるの?」と言う。私が作ってネットショップで売っていると答えると、「うちの店で売ってみようよ」、と提案された。

思ってもみない会話の展開でびっくり!
善は超急げで3日後に全色ストックを持って参上、とりあえず5色を選んで置いてもらうことになった。

2日後にはさっそく売れ始めて、人通りが少ない割には反応が大きいのではということで追加納品し、今のところほぼ全色展開。什器も買って用意して置いてきた。

パリ市内でも郵便物の到着までに2日ほどかかるし、ネットショップに住所氏名を残したくないという人(著名人とかだと特に)もいるのはわかっているので、実物を見て触ってすぐに買えるお店があるというのは私もとてもうれしい!

いつまで置いてもらえるかわからないけれど、少しでも来客が増えるといいな。