16区の、この場所でのブロカントは初訪問(だと思う)。
ふだんは見かけないセミプロっぽい人や、元業者らしき雰囲気の人のスタンドも混じっていた。
軍ものディーラーTが久しぶりにスタンドを出すと言うのでわざわざ遠くまで行ったのだけれど、彼のところでは特になにも買わずしゃべっただけだ。
上品な年配のご婦人のスタンドで、ゴールドのチェーンを2本選んだ。
何十本ものネックレスやペンダントやブレスレットがごちゃっと箱に入っていて、複雑に絡まった中から欲しいものを外すのが大変だった。
ちょうど古いチェーンを探していた時期で、まさかこんなところで偶然に見つかるとは思わず、びっくり。2本とも1980年代のものだと言われた。品良くゴージャスで理想的。
別のセミプロっぽい男性のスタンドでもチェーンを発見、こんどはシルバー。しかもこれは、1900年ごろのSautoirだと確信。
そういえば7年ほど前に凝って集めていたんだよね、女性用の長い鎖と、その留め具を。なつかしいな。
1ヶ所つぶれている部分があって、そのせいなのか思ったよりも安かった。
さて、なぜチェーンを欲しかったかと言うと、サングラスホルダーを作りたかったからである。
市販のデザインで気に入ったものがないので(いいなと思うのは150ユーロとかする)、自分で作ることにした。
どうせなら美しいチェーンで作りたく、このアンティークの鎖はぴったりだった。
つぶれていた場所でカットして、その短い方を使ってブレスレット(むしろアンクレット?ちょっと大きい)も作った。
サングラスホルダーには少し長いものの、なるべく切りたくないので、両端で折り返して留めている。